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官公庁など仕事納め 今年一年振り返り  

中川市長が市職員らへ声をかけ、ねぎらった(ガス水道局内ガステラス)
仕事納めに当たりあいさつする城戸市長

 官公庁や多くの企業などは28日、仕事納めとなった。上越、妙高両市では職員が今年最後の業務に当たり、市長が職員を前にあいさつし、ねぎらう年末の光景が見られた。

◇各課にあいさつ 次年への抱負も 上越市 中川市長

 上越市の中川幹太市長は夕方、市役所木田第1~3庁舎とガス水道局を巡り、各課の職員や関係者へ年末のあいさつを行った。

 市長の年末あいさつは毎年恒例。中川市長は第1庁舎から順に各庁舎を巡回。予定外のガス水道局まで足を延ばし、各課の職員らへ「今年一年、お世話になりました。良いお年をお迎えください」とねぎらった。

 令和3年10月の就任以来、3度目の年越しを迎えた中川市長。あいさつの後に上越タイムス社の取材に答え、「今年はコロナ5類移行による活動再開があった一方、夏季には猛暑と渇水の被害が。この支援は続けていかなければならない。次年は北陸新幹線の敦賀延伸や佐渡金山の世界遺産登録が期待されるなど、発展的な変化が予想される。これらの機を捉えて進んでいきたい」と抱負を述べた。また、年末の過ごし方について「安塚区のキューピットバレイでスキーを楽しみたい」と笑顔を見せた。

◇未来の妙高市へ「楽」「時間」大切に 妙高市 城戸市長

 妙高市の仕事納めは市役所コラボホールで開かれ、約80人が参集。あいさつで城戸陽二市長が、新型コロナウイルスの5類移行、高温渇水被害、全国学校給食甲子園優勝などさまざまなことがあった一年を振り返り、職員をねぎらった。

 幹部職員らを前に城戸市長は年末の話題に触れ、清水寺発表による今年の漢字が「税」だったのに対し、生命保険会社が子どもを対象に行った今年の漢字は、学校生活の平常化を反映した「楽」だったと紹介。「大人が感じる『税』とかではなく、子どもが感じる『楽』の字、そんな未来を妙高市はつくっていかなければいけない」と所感を述べた。

 さらに城戸市長は増えたり減ったりする「人」「金」「物」に対し、努力をしても増やすことができない「時間」の大切さを指摘。「与えられた時間は皆さん同じ。その中でこれからの妙高に何ができるかを考えていただきたい」と呼びかけ、休息、家庭や恩返しを含め年末年始6日間の有効活用を願った。

仕事納めに当たりあいさつする城戸市長