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インバウンドなどに対応 トレーラーハウス敷地内に14棟設置 ホテルアルペンブリック

新たな客室として計14棟が設置された「トレーラーハウス」
豪華ラグジュアリータイプ「スイート」の客室内

 妙高市池の平温泉のアルペンブリックリゾート(廣岡俊也総支配人)は新たな宿泊施設・客室としてホテルアルペンブリック内に「トレーラーハウス」を設置、16日から営業を開始した。

 同リゾートは荒井アンドアソシエイツ株式会社(本社・東京都千代田区)が運営。妙高高原・池の平地区でスキー場、リゾートホテル、日帰り温泉、ビール工場などを展開する。

 トレーラーハウスは「ハネウマヴィレッジ808」。シンガポール、中国、韓国、香港、台湾などの富裕層、長期宿泊などに対応するため整備。本館の客室より上位グレードを設定した。将来的にはホテル新装なども視野に入れる。

 同ホテルは妙高戸隠連山国立公園内にあるため、建設に際して厳格な基準に適合しなくてはならない。早期設置を優先し、今回、基準を満たすトレーラーハウス方式が採用された。

 部屋タイプは広々とくつろげる豪華ラグジュアリータイプ「スイート」2棟(定員4人)、友達や家族でゆったり過ごせるロフト付きスタンダードタイプ「スペーリア」(同6人)12棟の計14室。浴室はミスト・サウナ付き。併せて貸し切り制のトレーラーサウナ2棟を設置した。

 このうち「スイート」2棟は、大手住宅メーカー・ミサワホームが開発した「ミサワユニットモビリティ『ムーブコア』」を導入。同社は2020年に南極で行った移動基地ユニットの取り組みから着想。国立公園内への設置は初めてという。室内にはビールサーバーなどがあり、窓から眼前に妙高山、スキーゲレンデを望む。

 オープンに当たり同ホテルの丸山茂副支配人は「多くの方に利用いただき、妙高・池の平の春夏秋冬を満喫してほしい」と話した。

豪華ラグジュアリータイプ「スイート」の客室内