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大の里、幕内昇進 高橋は白熊に改名 欧勝海は新十両 大相撲1月場所番付発表

 日本相撲協会は25日、大相撲1月場所(14日初日、東京・両国国技館)の番付を発表した。先場所、十両東5枚目で12勝3敗の大の里(23、二所ノ関)が新入幕を果たし、前頭西15枚目に。5月場所に幕下10枚目格付け出しでデビューしてから所要4場所での新入幕は、昭和以降3位タイ(8人)のスピード記録となった。元横綱稀勢の里が2021年8月に現在の二所ノ関部屋を創設し、師匠となって育てた初の幕内力士となる。

 先場所、十両東9枚目で2場所連続十両で8勝7敗と勝ち越した高橋(24、二所ノ関)はしこ名を「白熊(しろくま)」と改めた。二所ノ関親方が日頃から、「北海の白熊」と称された元大関北天佑(故人)のような相撲を取ってほしいと指導しており、初めて会った時の印象もあり名付けたという。十両西6枚目に上げ、新たなしこ名で心機一転、十両3場所目に挑む。

 先場所、幕下西2枚目で4勝3敗と勝ち越した欧勝海(22、鳴戸)は十両に昇進し、十両西13枚目に番付。同郷と高校の先輩、大の里との対戦を目標に、勝ち越しを目指す。

 先場所、幕下西6枚目で6勝1敗の嘉陽(24、二所ノ関)は幕下最上位の東筆頭に上がった。目の前に迫った十両昇進を目指す。

 元十両の王輝(27、錣山)は三段目東17枚目まで番付を戻した。17日に逝去した錣山親方(元関脇寺尾)の思いを胸に土俵に上がる。

 1月場所の関係力士の番付は次の通り。

 ▽前頭西15枚目 大の里(二所ノ関、石川県津幡町出身、海洋高―日本体育大出)、先場所=十両東5枚目12勝3敗

 ▽十両西6枚目 白熊=高橋改め(二所ノ関、福島県須賀川市出身、同)、先場所=十両東9枚目8勝7敗

 ▽十両西13枚目 欧勝海(鳴戸、石川県津幡町出身、海洋高出)、先場所=幕下西2枚目4勝3敗

 ▽幕下東筆頭 嘉陽(二所ノ関、那覇市出身、海洋高―日本体育大出)、先場所=幕下西6枚目6勝1敗

 ▽幕下西34枚目 黒姫山(境川、糸魚川市出身、海洋高出)、先場所=幕下東48枚目5勝2敗

 ▽幕下西35枚目 丸勝(鳴戸、上越市大島区出身、同)、先場所=幕下東50枚目5勝2敗

 ▽三段目西筆頭 謙信(境川、上越市出身、高田農高出)、先場所=幕下西50枚目3勝4敗

 ▽三段目西16枚目 村山(鳴戸、千葉市出身、海洋高出)、先場所=三段目西2枚目3勝4敗

 ▽三段目東17枚目 王輝(錣山、関川村出身、同)、先場所=三段目東73枚目6勝1敗

 ▽三段目西22枚目 大新海(大嶽、新潟市出身、同)、先場所=三段目東38枚目4勝3敗

 ▽三段目東31枚目 麒麟龍(二所ノ関、東京都墨田区出身、同)、先場所=三段目東48枚目4勝3敗

 ※狩野(鳴戸、新発田市出身、海洋高出)は番付外