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風雪一転ゲレンデ快晴 待ち望んだ初滑り キューピットバレイス キー場 安塚区

大雪一過の快晴に恵まれたキューピットバレイスキー場。スキーヤーやスノーボーダーら多くの人がゲレンデへ繰り出した
地元の安塚観光協会による豚汁の振る舞い。冷えた体を温めようと、次々に人が並んでいた

 大雪一過の上越市は24日、朝から快晴となった。前日に今季の営業を開始した安塚区須川のキューピットバレイスキー場では多くのスキーヤー、スノーボーダーが白銀のゲレンデへと繰り出した。

 同スキー場によると、24日はセンターハウス前から頂上まで積雪は1メートルを超え、朝の気温が低かったため、雪質は最高の状態。午前11時前の時点で全6カ所の駐車場のうち4カ所を開放し、オープン初日の前日以上の入り込みとなった。

 柏崎市から息子2人と訪れた大矢健太郎さん(38)は「一番近いスキー場なので毎年利用しているが、思った以上のコンディションで驚いた。みんなで一緒に滑るのが待ちきれない」と話し、一家でゲレンデへ向かった。

◇豚汁無料提供も

 この日はオープニングイベントとして、地元の安塚観光協会による豚汁の無料サービスを実施。滑って冷えた体を温めようと長い列ができ、用意された300人前が30分足らずでなくなった。白倉文三会長(71)は「今年もこの季節が来たなという感じ。暖冬少雪でスキー場がオープンできるか心配だったけれど、ちゃんと降ってくれてなにより」と安堵した。

 同スキー場では「今後は暖かい日が続く予報だが、ゲレンデにはしっかりと雪がある。年末年始もぜひお越しください」と来場を呼びかけている。

地元の安塚観光協会による豚汁の振る舞い。冷えた体を温めようと、次々に人が並んでいた