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サケ資源を守ろう 一般向けに「発眼卵放流」 海洋高生徒が企画

木枠で止水状態を作り、そこに発眼卵を埋める参加者ら(19日、白鳥川)
卵の内側に魚の目が確認できる「発眼卵」

 糸魚川のサケ資源を守ろう―。県立海洋高(中田匠校長)の水産資源科資源育成コースは19日と25日の日程で、能生川支流の白鳥川で一般向けの「発眼卵放流」体験会を行っている。

 同コースでは「持続可能なサケ増殖事業に関する調査研究」として、能生内水面漁業協同組合(斎藤雄司組合長)と連携して発眼卵放流の実用化に向けて取り組んでいる。一般向け体験会は初の試みで、自分たちの取り組みを知ってもらいながらサケ資源保全の重要性を伝えようと、生徒主体で企画した。

 発眼卵放流は、卵の内側に魚の目が確認できる「発眼卵」の状態で川底に埋設放流する手法で、例年3月中に行う稚魚放流よりも約3カ月早く実施できる。ふ化場での餌代や人件費などコスト削減、さらには回帰率でも高い効果が期待される。

 19日は、西能生地区公民館で生徒たちが発眼卵放流の研究概要を一般参加者らに紹介。続いて白鳥川に移動し、木枠を使って川の中で止水状態を作り、そこに発眼卵を埋めた。終了後は同公民館に戻り、サケ鍋が振る舞われた。中学生の息子と共に参加した長野県の男性(51)は「(発眼卵放流は)理にかなっていると思う。いい経験になった」と話した。

 今回の体験会で埋設放流する発眼卵は約25万粒。同コースの武井木々音さん(2年)は「(参加者と)コミュニケーションがたくさん取れた。皆さん楽しそうにやってくださってうれしい」、高橋結奈さん(同)は「自分たちで企画してきた中で、いろいろな方々に(自身らの取り組みを)知っていただけるのはうれしい」とそれぞれ話した。

卵の内側に魚の目が確認できる「発眼卵」
発眼卵放流の研究概要を発表する生徒たち(19日、西能生地区公民館)

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