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糸魚川市駅北大火から7年「風化させない」 火の用心夜回り隊、被災3区で夜警活動 糸魚川市

拍子木の音を響かせながら巡回する「火の用心夜回り隊」

 糸魚川市駅北大火の発生からちょうど7年を迎えた22日、被災3区の大町区・緑町区・新七区でつくる「火の用心夜回り隊」が恒例の夜警活動を実施した。赤い法被姿の地域住民らが拍子木の音を響かせ、「火の用心」を呼びかけながら町内を回った。

 自主防災組織「3区防災会」(代表・齋藤伸一大町区長)が被災翌年から毎年、大火が発生した12月22日に合わせて行っている。齋藤区長は「大火を風化させないためにも、これからも続けていきたい」と力を込める。

 今年は地元の子どもと大人合わせて約50人と、市消防団マスコットキャラクター「レッド団長」を含む消防関係者らが参加した。午後5時30分ごろに駅北広場キターレ(大町2)を出発し、雪景色の駅北地区を巡回。要所で立ち止まっては「寝る前に 必ず確認 火の用心」などと声をそろえ、歩みを進めていた。

◇住警器 「一斉点検の日」に啓発

 市消防本部では大火の教訓を生かそうと、12月22日を「住宅用火災警報器一斉点検の日」に定め、各種啓発活動を行っている。今年は市内スーパーマーケットでの街頭活動、施設での動画PRなどを通じて市民に注意喚起した。