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花角知事 高温、渇水被害「災害級」 八木氏質問に 農業継続支援など意欲 県議会12月定例会

一般質問する八木氏

 今夏の高温、渇水被害対策について、花角英世知事は、米の等級比率の大幅な低下や作柄不良、農地のひび割れ発生など、被害は災害級だったとの認識を示し、農業者の就農継続支援、市町村や土地改良区との情報共有強化などに意欲を示した。

 12日に開かれた県議会12月定例会の一般質問2日目で、八木清美氏(妙高市選挙区、真政にいがた)の質問に答えた。

 この中で八木氏は、今夏の高温、渇水に関して、県として農作物被害をどのように受け止めているかを確認、「地域が講じる対策を支援する必要がある」との考えを示し、知事の所見を聞いた。併せて、今後も今年同様、渇水被害に見舞われる可能性はあることから「関係者との情報共有による、迅速な対応が必要」などと指摘した。

 花角知事は、市町村が地域の実情にあった支援策を講じているとした上で「県としても次期作に向けた取り組みを後押しする考えでの支援策を、本定例会に諮っている」と説明。「引き続き市町村と連携し、県と市町村、双方の支援策の活用を農業者に働きかけながら、農地の復旧や営農計画の策定に向けた取り組みを支援していく」などと答えた。