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交流演奏が復活 高田城址公園オーレンプラザ クリスマスフェス  浦項市(韓国)芸術団と共演 5年ぶり来越

第3部アンコールでは上越交響楽団、浦項市立交響楽団、同市立合唱団が共演し「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を演奏
開演前には浦項市立合唱団がロビーコンサートを実施。間近で歌声に聞き入った

 上越市本城町の高田城址公園オーレンプラザで17日、「オーレンプラザクリスマスフェスティバル」が開かれた。上越市と友好都市関係にある浦項(ポハン)市(韓国)の浦項市立芸術団が5年ぶりに来越し、地元楽団と共演した。

 浦項市立芸術楽団は交響楽団、合唱団、演劇団の3団体からなるプロの芸術集団で、これまで何度も上越市を訪れ、発表と交流を行ってきた。近年はコロナ禍で交流が止まっていたが、5年ぶりに交流演奏が実現。交響楽団から9人、合唱団から6人が来越した。

 同イベントは同施設連携協定団体の上越交響楽団と上越市民吹奏楽団、上越市教育委員会が主催。3部立てのコンサートで、第1部は市民吹奏楽団、第2部は浦項市立芸術団が演奏。第3部は上越交響楽団と浦項市立交響楽団によるコラボレーションステージで、オペラ「カルメン」から組曲2曲を演奏した。最後のアンコールは浦項市立合唱団も加わっての演奏となり、満員の観客席から大きな拍手が送られた。

 浦項市立合唱団のアン・ヨンジュンさん(バス)は「共同のコンサートはとても素晴らしかった。今もすてきな交流をしているが、文化交流のみでなく、さらにいろいろな交流ができたらいい。今回はクラシック音楽だったが、Kポップなどの交流もしてみたい」と話した。

 上越市民吹奏楽団会長で、上越交響楽団にも所属する綿貫英紀さんは「アマチュアとプロの垣根を越えてつながることができ、とても意義があった」と話した。

 同イベントの様子はユーチューブの上越市公式チャンネルで公開予定。来年1月末ごろを予定している。

開演前には浦項市立合唱団がロビーコンサートを実施。間近で歌声に聞き入った