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新年へ心込め初投函 4年ぶり 園児参加で差出式 高田郵便局受け付け

園児が次々に年賀状を投函。友達や家族、親戚らに早く届くよう願っていた

 2024年用年賀状の受け付けが15日、全国一斉に始まった。上越市大手町の高田郵便局では同日、専用ポストが設置され、上越カトリック天使幼稚園(同市西城町2)の年中児34人が次々に投函(とうかん)した。

 同局では毎年、年賀状の受け付け開始に合わせて差出式が行われていたが、コロナ禍で3年連続中止となっていた。同日は上越市PRマスコットキャラクター「上越忠義隊けんけんず」も見守る中、園児が歌の披露や、受け付け開始を祝うくす玉割りを行った。

 友達や家族、親戚などに宛てた年賀状は、手書きの竜のイラストから編集ソフトでデザインされたものまでさまざま。中尾朱里さん(5)は母方の祖母へ、七五三の写真を使った年賀状を出したという。「また来年も遊ぼうねを書いた。早く届いてほしい」と願っていた。

 同局によると、今年の元日に配達した年賀状は137万通で、年々減少傾向にあるという。小林克康局長は「大切に預かり、1月1日までに気持ちと一緒に丁寧に届けたい」と話した。年賀状は25日までに投函すれば元旦に届く。専用ポストは来年1月7日まで設置するという。