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糸魚川木材活用 高い断熱性能 これからのスタンダードに 「ISSH」基準の住宅 米田市長が視察

説明を受ける米田市長(右)

 糸魚川市の米田徹市長は15日、地元木材活用や高い断熱性能などを盛り込んだ糸魚川独自基準の住宅認定制度「ISSH(イッシュ)」基準相当の市内住宅を視察した。

 糸魚川商工会議所の「糸魚川産業創造プラットフォーム」事業の一環で、官民連携組織「緑でつなぐ未来創造会議(通称3M)」が推進している取り組み。糸魚川産木材を延べ床面積1平方メートル当たり0・03立方メートル以上使用、現行の省エネ基準値よりランクを上げた断熱性能などを基準としている。

 制度の運用は今夏からスタート。市では国・県の基準にISSHの基準を加え、その基準を満たした新築住宅を「市省エネ住宅」と認定して補助金(1棟当たり30万円)を交付することにしている。

 米田市長が同日視察したのは、認定前の同市上刈地内の住宅。3Mの猪又直登座長(カネタ建設代表取締役)や設計担当者らの説明を受け、住宅内を見て回った。視察後、「非常に、糸魚川に適した住宅。ISSH基準の家がスタンダードになっていけば、住みやすい地域になっていくのでは」と期待を寄せた。