ＪＲ西日本は１５日、来年３月１６日のダイヤ改正の内容を発表した。改正当日、金沢―敦賀（福井県）間が延伸開業する北陸新幹線について、東京―敦賀間を「はくたか」が５往復すること、敦賀から京都・大阪方面へ向かう特急「サンダーバード」との接続なども明らかになった。

　「はくたか」の下り線は金沢以降、新たに開業する小松（石川県）、加賀温泉（同）、芦原温泉（福井県）、福井（同）、越前たけふ（同）、敦賀（同）の各駅に停車する。上越妙高、糸魚川の両駅から下り線に乗車する場合、上越妙高発の午後１時台から同５時台の６本中５本が敦賀行きとなる。

　上越妙高、糸魚川から中京・関西方面へ向かう場合、富山または金沢で「つるぎ」で敦賀へ向かう。「つるぎ」は乗客数が増加するとみて、在来線特急と接続する列車は自由席を従来の４両から２両に減らし、指定席を増やす。これまで設定していなかったグランクラス車両も設ける。自由席車両があった特急「サンダーバード」「しらさぎ」は、全車指定席に改める。

　１５日記者会見したＪＲ西日本金沢支社の漆原健支社長は「地域の期待を受け、開業準備進めている。開業まで９２日。歴史的瞬間を、地域の皆さんと笑顔で迎えたい」と述べた。