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わが家の味楽しみ 子ども大人 みそ造りを体験 JAひすい女性部「こぶしの会」

大豆とこうじを混ぜ合わせてこねる作業を体験。参加者全員でみそ造りを楽しんだ(焼山の里ふれあいセンター)

 糸魚川市のJAひすい女性部「こぶしの会」は9日、同市中川原新田の焼山の里ふれあいセンターで、みそ造り体験を行った。

 早川地域の同会メンバーが講師となって造り方や仕込んだ後の管理などを教え、手作りの良さや楽しみを伝えている。毎年12月に実施。今年は2日間を予定し、市内から小中学生と大人合わせて14人が参加。初日の同日は7人が参加した。

 煮た大豆をつぶし、塩切り麹(こうじ)と混ぜ合わせ、種水を加えてこねる工程を全員で行った。講師陣の一人、大島千代さん(74)は「わが家はずっと手作りみそ。親の代から続けて造っている」と話し、「こねればこねるほど良くなる」とアドバイスした。参加者のほとんどが初めてで、「楽しかった」「どんな味になるか」と熟成した約1年後を楽しみに、たるに仕込んだ自分のみそを大事に持ち帰った。

 会代表の齊藤康子さん(73)は「みそ造りの体験を通して、皆さんと和気あいあいと交流ができる。これからも続いてほしい」と願った。