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県自然薯品評会 自慢のジネンジョ審査 県内生産者が31点出品

入賞者と出品されたジネンジョ

 県自然薯品評会(県自然薯生産振興協議会主催)が8日、頸城区のユートピアくびき希望館で開かれた。県内のジネンジョ生産者が出品し、品質を競った。

 JAえちご上越自然薯部会と奥阿賀自然薯生産組合(阿賀町)の生産者が参加。品評会は持ち回りで開いており、上越市で開かれるのは4年ぶり。生産者が1人2点まで出品でき、31点の応募があった。

 審査は1次審査と2次審査を行い、色や形のバランス、糖度、すりおろした際の粘りの強さなどが評価基準となる。県知事賞、全農県本部会長賞、上越市長賞、県自然薯協議会長賞、優秀賞、優良賞を選出した。

 本年度は春の低温や夏の高温渇水により、全体的に小ぶりとなり収量も例年より少なかったが、質は例年通りだという。

 県知事賞を受賞した高橋三登一さん(72、大島区細越)は「(県知事賞は)驚いた。ジネンジョは手がかからない作物だが、今年は灌水など手がかかった。皆さん苦労なさったと思う」と話した。