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落語と飲食堪能 上越市出身・瀧川鯉橋さんが独演会 牧区の深山荘

深山荘で開かれた瀧川鯉橋さんの独演会

 上越市出身の落語家、瀧川鯉橋さんの独演会が2日、牧区宇津俣の深山荘で開かれた。約70人が来場し、飲食を楽しみながら落語を堪能した。

 同施設を支援する「深山荘ファンクラブ」が主催の演芸会で、今年で15回目となる恒例行事。新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされた年もあったが昨年に再開した。

 鯉橋さんは古典落語の「犬の目」や、「粗忽の釘(そこつのくぎ)」といった小ばなしを披露。粗忽の釘では間抜けな亭主が引っ越し先で巻き起こす騒動を滑稽なしぐさや語り口で演じ、会場の大笑いを誘った。

 同区出身の友人と来場した70代の女性は「本物の芸に触れられる貴重な機会。コロナ禍が明けて久しぶりに来たが、生の落語を聞けてうれしい」と喜んでいた。