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椎名豊さんジャズ披露 ゆかりの地・上越でライブ

ゆかりが深い上越で演奏する椎名さん(左)のクインテット

 上越市と縁が深い世界的なジャズピアニスト、椎名豊さんのライブが11月29日、同市新光町1の上越文化会館で開かれた。テナーサックスのティム・アマコストさんらとのクインテットでオリジナルやスタンダードのジャズで観客を魅了した。

 東京都墨田区生まれの椎名さんは、小学3年時から中学3年の2学期まで上越市で過ごした。その縁で上越での演奏の機会が多く、今年は5月に母校、大手町小で150周年記念のジャズライブを行っている。

 今回はセクステット(6人編成)の5月からメンバーを変えて来越。椎名さんは「ジャズはその瞬間に(メンバー)みんなで一つの会話をする。譜面がない。そこが面白い」と話し、テナーサックスとトランペットのユニゾンが美しい「フューチャー・スイング」や「スイングを楽しむ個人的な未来像の一つ」と話す「ダンス・スイング」などを、メンバーと息の合った演奏を披露した。