良いところも悪いところも 移住した市民と対話集会 上越市
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上越市は11月28日、「市民と市長との対話集会」を同市土橋の市民プラザで開いた。テーマは「移住して感じる上越」。他地域から同市へ移住した人やUターンした人ら7人が参加し、中川市長と車座になって語り合った。
移住者との意見交換を通じ、今後の移住促進に向けたPRに生かす目的。集会では中川市長が通年観光や子育て支援など力を入れている取り組みを紹介した後、参加者一人一人の意見を聞いた。
上越の良いところとして挙がったのが、雁木に代表される住民同士の助け合い、子育て世代を見守る地域の温かいまなざしといった「人と人との距離の近さ」。また海と山が近くにあり、マリン・ウインタースポーツをともに楽しめるといった自然環境の魅力に注目する意見もあった。
一方、住んでみて大変だったことは大多数が「雪」。除雪作業とこれにかかる費用、暖房費、冬季の移動に必要不可欠な自動車の用意など、金銭的な負担が「想定外」とする声が聞かれた。
これらを受け、上越をPRするためには「良いところも悪いところも発信すること」「移住した後のことを伝え、上越の当たり前を周知する」などの意見が上がった。
中川市長は「上越を安売りせず価値あるものをPRし、持続可能な社会、子どもや孫が幸せになれるような社会をつくっていきたい。今後も皆さんからの意見をお願いしたい」と締めくくった。