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賢く清掃し省力化も AI自動床洗浄ロボ導入 リージョン

リージョンプラザ上越に導入された「ハピボット」。側面には上越忠義隊けんけんず、レルヒさんがそれぞれ描かれている

 上越市下門前のリージョンプラザ上越はAIの自動床洗浄ロボットを導入、1日から本格稼働する。

 ロボットはAMANO社(横浜市)の「HAPiiBOT(ハピボット)」。人や物を避けて自動で走行し、洗剤でブラッシング、汚水を回収しながら清掃する。1時間で2032平方メートルを清掃でき、同館ではロビーからインドアスタジアムと上越科学館の入り口までに相当する。

 11月28日に早川義裕教育長らを招き、お披露目された。同館を指定管理する新東産業(東京)の小出哲玄上越支店長は「人手不足が社会問題になっている中、自動化で施設の清潔な環境を保ちつつ、限られた人的資源を他の作業に集中できる」と導入の目的を話した。

 運用は開館前と来館者が少ない日の午後に行い、広い場所は自動で、障害物が多い場所はあらかじめ認識させたルートを走行して清掃する。これからAIが床の色の違いなどを覚え、さらに賢くなっていくという。

 普段は同館の総合案内前に置かれ、その姿を見ることができる。長谷川泰山館長は「研修で動かしていると、来館した園児が手を振ってくれる」と話した。