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楽しく食べて健康に 上越市内の菓子店など 今年も「川渡餅」販売 ３０日、１２月１日
上越市の直江津、高田両菓子組合の加盟店は３０日と１２月１日、同市の郷土菓子「川渡餅」を販売する。つぶあん、こしあんの２種、いずれも１個１３０円（税別）。市内菓子店のほか、スーパーマーケットなどでも購入できる。
永禄４（１５６１）年、第４次川中島の戦いで上杉謙信が武田信玄との決戦に臨む前夜、１２月１日の朝に餅を食べると水難よけになるという言い伝えから、兵に餅を配って士気を高めたとされる。これにあやかり、この時季に川渡餅を食べて無病息災を願うのが風習になっている。
三野屋菓子店（同市中央１）によると、昨年同様に原材料や容器などの値上がりが続いているが、コロナ禍で減少していた菓子の需要が徐々に増えてきたことから、前年と同じ値段で提供できたという。代表社員の重原稔さんは「お菓子文化の需要も、少しずつ戻ってきている。楽しく食べて、健康につなげてほしい」と願った。
