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思い語り理解深める 「国境なき職場環境」ワークショップ 外国人従業員と事業主ら IISA

◇写真=職場での困り事も含めて互いの声に耳を傾けたワークショップ

 糸魚川市内の企業で働く外国人従業員と雇用する事業主らによる「国境なき職場環境」ワークショップが26日、同市大野のクラブハウス美山で開かれた。

 糸魚川国際人材サポート協会(IISA、猪又勝代理事長)の主催。会社の異文化メンバーとの働き方について、互いを知ることから始め、現場で効果的なチーム運営につなげていこうと実施した。

 市内企業から14社、約60人が参加。会社を離れたオープンな場で業種、役職、国籍にかかわらず交流し、それぞれの考え方、行動、生活習慣に理解と関心を深めた。グループに分かれて語り合い、職場での悩みや不安として「日本人の後輩にどう教えたらいいのか分からない」「困っていることを日本語で説明するのが難しい」などの声が寄せられた。

 将来的に外国人従業員の雇用を考えている企業も含めて経営者同士が課題、情報を共有する機にもつなげた。