糸魚川総合病院 分娩再開を報告 糸魚川市議会12月定例会初日の本会議で米田市長 病床数縮小の方向性も
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米田徹糸魚川市長は27日、同市議会12月定例会の初日の本会議で、糸魚川総合病院の分娩(ぶんべん)再開や病床数の変更などについて行政報告を行った。
報告によると、今年4月以降分娩を休止していたが、11月1日に産科医師(1人)が着任し、同下旬から分娩の受け入れを再開する。「市内で出産ができなくなり、市民の不安もあったと思う。分娩の再開は県や糸魚川総合病院と連携して取り組んできた成果と捉えている」と述べた。
同病院では24日付で、ホームページ上に分娩の受け付けを再開した旨を掲載、周知している。
病床数の変更については、人口減に伴う病床の適正化を図り、来年4月以降縮小する方向性にあることを伝えた。市内唯一の総合病院として急性期から回復期までの機能を担うほか、地域包括ケアシステムを支える医療機関としての機能を見直すためとする。「引き続き、病院と連携し安全安心な医療体制の維持に努める」と述べた。
また、「2025大阪・関西万博」の会場で開かれる自治体参加催事に、糸魚川市も参画する予定であることを報告。食をテーマにした催しやヒスイの展示などを計画しており、県などと調整を進める。
12月定例会会期は12月14日までの18日間。条例の改正、補正予算など計13議案が上程された。所管の常任委員会に付託し審査が行われる。