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女性の政治参画を 上越市議選見据え 市議講師に講座

(左から)栗田市議、高山市議が市議会の現状や女性の必要性などを説明した

 上越市男女共同参画推進センターは25日、同市春日山町3の春日謙信交流館で「女性のための市政入門講座」を開いた。来年春の市議選を見据え、女性の市政参画の現状と必要性などについて講師が解説し、参加者が意見を出し合った。

 同講座は上越市まちづくり市民大学OB会(増田和昭会長)が委託を受けて企画、運営している。4年前は「女性のための市議会傍聴講座」を行い、参加者の中から女性市議が誕生している。今回は高山優子市議、栗田英明市議が講師を務めた。

 高山市議は自身の経験から女性が社会で活躍する難しさを話し、「不満は声に出さないといけない。議会は自由に発言でき、女性ならではの考え方を市長らに直接伝えられ、成果が市民のためになる」と話した。栗田市議は行政と議会の二元代表制や議会改革、今後進められる通年議会などについて解説した。

 この日は6人が参加した。女性の政治参加のためには「子どもの頃から関心を持てるような教育が大切」「簡単、気軽に参加できる講座があれば」などの声が上がった。