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上越市教育コラボ学び愛フェスタ わくわく楽しく学ぶ 音楽・芸術・伝統芸能 多種多様に文化体験

今年の目玉は市内の文化団体などが出展する「地域クラブフェア」。バテンレース製作など、さまざまな体験を提供した
謙信流陣太鼓による和太鼓体験。子どもだけでなく、大人も体験し、生涯学習の良さを知る

 「上越市教育コラボ2023学び愛フェスタ」(同実行委員会主催)が18日、同市本城町の高田城址公園オーレンプラザをメイン会場に開かれた。体験や発表、展示を通じて学ぶ楽しさを発信した。

 学び愛フェスタは平成22年から始まり、現在は毎年11月の「上越市教育を考える市民の月間」の事業として位置付けられている。今年は同月間および11月1日の「上越市教育の日」制定10周年を迎えた。

 上越市教育委員会をはじめ、市内の教育施設、教育団体が体験や展示を行うが、今回は特に文化団体による体験が充実。「地域クラブフェア」として19団体が出展。音楽、芸術、伝統芸能など幅広い分野から参加し、体験を提供した。学校部活動改革の一環として小中学生が地域でスポーツ、文化活動を行うための環境整備が主目的だが、生涯学習の振興も兼ねており、大人たちも積極的に体験に参加していた。

 バテンレースを体験した橋田実咲さん(東本町小2年)は「細かくて大変だけど楽しい。ほかの体験もやってみたい。わくわくするし、楽しみ」と語った。母の未来さん(36)は「大人も子どもも楽しめて、わくわくできる」と話していた。

 オーレンプラザでの展示は20日まで実施。学校の歴史の紹介や、広島平和記念式典中学生派遣事業の報告、上越市「地域の宝」紹介などを行っている。

謙信流陣太鼓による和太鼓体験。子どもだけでなく、大人も体験し、生涯学習の良さを知る