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未明の世界多彩に表現 朗読劇上演へけいこ 26日に小川未明フェスティバル

朗読劇「月とあざらし」のけいこ(15日)

 「小川未明フェスティバル2023『月とあざらし』」が26日午後2時から、上越市新光町1の上越文化会館大ホールで開かれる。その中で上演される朗読劇「月とあざらし」のけいこが進んでいる。

 地元出身の童話作家、未明の世界を多彩なプログラムで表現する同フェスティバルは平成28年から行われている。朗読劇は上越シニア劇団と市民有志14人が出演、劇団「STAGE D」代表の保坂正人さん(42)が演出を担当している。

 出演者は登場人物の「役者」とナレーションの「朗読者」で構成し、オーケストラピットで衣装や照明も使って演じる。けいこは9月に始まった。保坂さんは「演劇出身なので、登場人物の感情や心象も大切に演じるようにしている」と話した。

 同フェスティバルは他に読書感想文の表彰と朗読、小埜裕二上越教育大教授(小川未明文学館専門指導員)による講演、グルポ・カントールによる後藤丹同大名誉教授作曲の新作の合唱、創作フラメンコなどが行われる。入場料1000円(中学生以下500円)。同館とマルケー旅行センターエルマール店、ワークパル上越(平日のみ)、二葉楽器、市民プラザ、リージョンプラザ上越などで販売している。