文字サイズ

実施内容を検証 「うみまち」実行委会議 来年に向け方向性探る 上越市

実行委員会兼うみまちミーティングであいさつする重原実行委員長

 「みんなでつなごう なおえつうみまちアート」の第6回実行委員会が13日、上越市中央1の直江津学びの交流館で開かれた。実行委員以外も参加して意見を出し合う「うみまちミーティング」と併せて実施。3回目を迎えた今年のイベントと、今後について話し合った。

 直江津の街にアート作品を飾って周遊や交流人口拡大、地域活性化を目指す同イベントは一昨年に同市などの主導で行われ、昨年から市民有志の実行委員会が引き継いで実施している。今年は8月19日から9月10日まで開かれた。

 来場者数は会期中の土日祝日に開館した直江津屋台会館でカウントし、4516人。同館などで実施した「おさかなをつくろう!ワークショップ」は1013匹分が制作された。展示場所を巡り商品券がもらえるスタンプラリーは687枚が換金された。

 意見交換では、今年のイベントについて「何をどこでやっているか分かりにくかった」「(海浜公園の)松の木にテープを巻くアートが良かった」「『おさかなをつくろう』のワークショップは親も夢中になって家族の絆が生まれていた」などの話が出た。

 来年に向けては「直江津の小路をアート空間にできないか」「町内作品展のように市民が発表できる場に」「塩スルメをかじりながらの街歩きができれば」などのアイデアが出された。重原稔実行委員長は「まだ、よちよち歩きのイベント。いろいろな方向性を探っていきたい」と話した。