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ふるさと学び 成果発表 ジオパーク学習交流会 自然や歴史文化多岐に 糸魚川市内小学校3、4年生

糸魚川市内の小学校3、4年生が集い、ふるさと糸魚川について学んだことを発表した(写真は大野小「塩の道HISTORY」)

 糸魚川市内の小学校3、4年生がふるさと糸魚川の自然や歴史文化などについて授業や特別活動で学んだ成果を発表する「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク学習交流会2023」が10日、同市寺町4のビーチホールまがたまで開かれた。

 同市教育委員会が主催し、豊かな自然環境を守り、次世代につないでいこうと毎年実施している。今年は市内全13校から児童、教職員、教育関係者合わせて約320人が参加し、午前と午後の部に分かれて各校のステージ発表を行った。

 学習のテーマは池や田んぼ、海の生き物、過去に起きた自然災害、地域の寺社や史跡、伝統行事などさまざま。現地を訪れて体験し、調べた内容をまとめ、分かったこと、考えたことを仲間と一緒に寸劇やダンス、歌などを交えて堂々と伝えた。

 児童はそれぞれ「山にも海にもたくさんの生き物がすんでいて面白い所」と地域の魅力を発信し、「ジオの恵み、貴重な大地を守り続けよう」と呼びかけ、互いの学びを共有した。

 宇宙桜(そらざくら)を災害復興のシンボルとして被災地に植樹する「きぼうの桜計画」に取り組む一般財団法人ワンアースの長谷川洋一代表理事の記念講演も行われた。宇宙桜は今年5月、美山公園内に植樹された。