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寺本堂で落語会 地元出身 瀧川鯉橋さん高座 上越市中央5真行寺

本堂で落語を披露。前半は奈良が舞台の作品を演じた

 上越市中央5の真行寺(中戸賢裕住職)は1日、直江津出身の落語家真打、瀧川鯉橋さんによる落語会を開いた。

 同寺が落語会を開くのは今回が初めて。鯉橋さんが同寺の門徒であることと、地域に楽しんでもらいたいという中戸住職の思いから実現した。

 本堂に高座を設け、50人以上が鑑賞した。鯉橋さんは古典落語の「鹿政談」や「鯨の背比べ」の小話などを披露。鹿政談では人情話の中に登場する人物たちのおどけたしぐさや、最後の落ちに笑い声が響いた。

 冒頭は直江津や同寺での幼少時の思い出などにも触れ、「地元でやらせていただけるのはありがたい」と話した。