日本相撲協会は３０日、大相撲１１月場所（１１月１２日初日、福岡国際センター）の番付を発表した。上越関係力士１２人のうち８人が先場所で勝ち越し、番付を上げ、うち６人が自己最高位。十両（関取）は２人、幕下は５人。

　先場所、新十両で１２勝を挙げた大の里（２３、二所ノ関）は十両東５枚目に躍進、高橋（２４、同）も十両東９枚目に上げた。大の里は星を伸ばすと、幕内昇進も見えてくる。

　幕下の３力士も自己最高位に。欧勝海（２２、鳴戸）は幕下西２枚目に、嘉陽（２４、二所ノ関）は幕下西６枚目に上がり、十両昇進を狙う。幕下西５０枚目の謙信（２７、境川）は初めて幕下に上がった。

　三段目西２枚目の村山（２１、鳴戸）も自己最高位に。元十両の王輝（２７、錣山）は先場所序二段で７戦全勝し、三段目東７３枚目まで戻した。

　大場（２３、大嶽）はしこ名を大新海に改め、心機一転、再スタートを切る。狩野（１８、鳴戸）は膝のけがなどもありまだ本場所の土俵に上がっておらず、今場所も番付外となった。

　また、能生中から埼玉栄高、日本大を経て角界入りした日翔志（ひとし、２６、追手風、東京都立川市出身、本名・沢田日登志）が新十両となり、十両東１１枚目に番付された。

　１１月場所の関係力士の番付は次の通り。

　▽十両東５枚目　大の里（二所ノ関、石川県津幡町出身、海洋高―日本体育大出）、先場所＝十両東１４枚目１２勝３敗

　▽十両東９枚目　高橋（二所ノ関、福島県須賀川市出身、同）、先場所＝十両西１２枚目８勝７敗

　▽幕下西２枚目　欧勝海（鳴戸、石川県津幡町出身、海洋高出）、先場所＝幕下西１１枚目５勝２敗

　▽幕下西６枚目　嘉陽（二所ノ関、那覇市出身、海洋高―日本体育大出）、先場所＝幕下西２３枚目６勝１敗

　▽幕下東４８枚目　黒姫山（境川、糸魚川市出身、海洋高出）、先場所＝幕下東３６枚目２勝５敗

　▽幕下東５０枚目　丸勝（鳴戸、上越市大島区出身、同）、先場所＝幕下西４５枚目３勝４敗

　▽幕下西５０枚目　謙信（境川、上越市出身、高田農高出）、先場所＝三段目東１５枚目５勝２敗

　▽三段目西２枚目　村山（鳴戸、千葉市出身、海洋高出）、先場所＝三段目東１３枚目４勝３敗

　▽三段目東３８枚目　大新海＝大場改め（大嶽、新潟市出身、同）、先場所＝三段目西５３枚目４勝３敗

　▽三段目東４８枚目　麒麟龍（二所ノ関、東京都墨田区出身、同）、先場所＝三段目西３２枚目３勝４敗

　▽三段目東７３枚目　王輝（錣山、関川村出身、同）、先場所＝序二段西７６枚目７勝０敗

　※狩野（鳴戸、新発田市出身、海洋高出）は番付外