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下水道使用料 新たに4件の賦課漏れ判明 糸魚川市ガス水道局

 糸魚川市が下水道使用料の賦課漏れ調査を実施した結果、新たに住宅等4件で総額117万5935円の賦課漏れがあったことが分かった。27日、市議会建設産業常任委員会で報告した。

 市ガス水道局によると、このうち2件が発生年から20~10年経過しており、時効(5年間)により48万5878円が徴収できない。徴収可能な69万57円の納付については各対象者と交渉中という。原因はいずれも使用料の対象となる水道メーターの確認不足や料金システムの入力ミスなど事務処理ミスとみられる。

 今後の再発防止策として下水道工事完了時、水道開閉栓受付時などの料金システムへの入力作業で、月2回事務職と技術職の2係で確認作業を徹底。長期にわたる賦課漏れを防ぐため、3年に1度、今回と同様の調査を継続するとしている。

 今年7月に個人宅1件で事務処理ミスなどが原因と思われる長期間にわたる賦課漏れが判明したことから、同様の事案がないか調査を実施。8月分のガス水道料金、下水道使用料の全体調定件数2万591件のうち、水道料金が賦課されている施設で、かつ下水道使用料が賦課されていないものを対象に3037件を調べた。