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「盛り上げ最後まで」誓う 140人出席し閉校記念式典 高田高安塚分校

最後の生徒となる7期生9人や同窓生ら140人が出席。校歌を斉唱し名残を惜しんだ

 県立高田高安塚分校は14日、閉校記念式典を行った。生徒や同窓生、来賓ら約140人が出席し、名残を惜しんだ。

 同校は平成27年4月、安塚高の校舎と伝統を受け継ぎ開校。生徒数減少などを背景に、令和3年度の入学生を最後に募集を停止。本年度末に7期生9人が卒業し、9年間の歴史に幕を閉じる。

 山田喜昭校長は「安塚の人々は生徒たちを優しく温かく見守ってくれた。この地、この学びやで学んだ子どもたちの胸の内には、安塚分校と安塚高がこれからもあり続ける」とあいさつした。

 生徒会長の佐藤栄介君(3年)は「最後は私たちが盛り上げようと心に火が付いた。式典後も盛り上げていく。最後まで頑張ります」と誓った。

 昨年度までに卒業した同窓生は103人で、うち52人が式典に出席。式典後に行われた同窓生の集いでは、過去の写真をスライドショーで振り返り、同窓生が思い出を語った。