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中郷区の縄文学校 野焼きで縄文土器制作 妙高市で採取の土使用

野焼きの仕上げ。火力を上げて30分ほど焼き上げた

 中郷区を拠点に活動する縄文学校(博田純代表)はこのほど、同区片貝の片貝縄文資料館で土器の野焼きを行った。同会や同会が指導する謙信KIDSが制作した縄文土器を焼き上げた。

 縄文学校の本年度6回目、謙信KIDSは4回目で最終回となる。土器は妙高市で採取した土を使い、これまでの活動で成形したもの。朝から昼前までじわじわ熱し、その後薄い板や乾燥したスギの葉を加えて、一気に火力を上げて仕上げた。野焼きの傍らでは土器でクリを煮て、縄文生活に一端を体験した。

 野焼きには昨年から、上越教育大1年生が体験学習として参加している。さまざまなコースの中から土器作りを選んだ25人は十日町博物館で本物の土器を見て、縄文学校が使う土をブレンドして土器を制作した。博田代表は「にぎやかになっていい。(縄文KIDSの)子どもたちの面倒も見てくれる」と大学生の参加を歓迎している。