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謙信テーマに旅行企画 ふるさと納税 納税額100万円で 上越商工会議所青年部など 

「ぷっつんojisan」のメンバーと共にPRへ気勢を上げる青年部の藤井会長(右から2人目)ら

 上越商工会議所青年部は、上越商工会議所創立50周年記念事業実行委員会、新潟トラベル上越営業所と共同で、ふるさと納税者への返礼品として旅行商品を開発、20日までの期間限定でふるさと納税サイト(さとふる、ふるさとチョイスなど)に掲載した。100万円のふるさと納税をした人を対象にしたもので、上杉謙信をテーマにした1泊2日の旅行を提供する。

 5日、発表した。市が昨年8月にふるさと納税の返礼品を拡充した効果で、2022年度の上越市のふるさと納税受入額は大きく伸びたが、「全国的には後発でPRする必要がある。結果的に魅力ある商品が選ばれる傾向にある」(青年部の藤井浩幸会長)として、旅行商品の返礼品を企画した。

 旅行は11月4日、旅程は謙信ゆかりの林泉寺で座禅をした後、兵糧食としていた「笹(ささ)団子」作りを市内で体験。市内の団体から借り受けた甲冑(かっちゅう)を身に着け春日山城本丸跡に上り、馬上杯を手に宴会を開くというもの。お供として10人程度のエキストラが上杉兵として同行し、旅を盛り上げる。宿泊は同市内のホテル。

 同部のメンバーでつくる、ふるさと納税応援ロックバンド「ぷっつんojisan(おじさん)」もPRに協力。リーダーの中々村新田トオルさんは「上杉謙信公気分を満喫し、本丸跡で大宴会をしよう。めったにない企画なので、世の中に知らせたい」と気勢を上げた。