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植物名の看板製作 初代校長を学び公園整備 上雲寺小3年生19人

公園内の植物名の看板を製作。協力して設置した

 上越市立上雲寺小(瀧澤幹愛校長)の3年生19人は4日、校内にある「中村公園」に植物名の看板を立てた。地域の協力を得ながら学校の歴史に関わる施設整備に取り組んだ。

 中村公園は同校初代校長の中村三代太郎(なかむら・みよたろう、1864~1945年)の功績をたたえる目的で、敷地の一角に整備されている。

 3年生は総合学習で学校の歴史について学び、普段から遊び場として使っている中村公園が、初代校長と関わりがあることを学習。過去にあった植物名看板が傷んだり、なくなったりしていたことから、新たに作ることにした。

 看板本体は地元住民が提供。子どもたちは下地のペンキを塗り、絵の具で植物名や挿絵などを描き、1人2個の看板を仕上げた。また、約20種ある植物の同定には児童の保護者が協力した。

 同日は完成した看板を公園内に設置。金づちを使い、協力して地面に打ち込んだ。小日向柚咲さんは「公園はいつも遊んでいる。(中村三代太郎は)すごい人だと思った。看板で、公園を使う人がいい気分になってほしい」と話した。