第５２回上越市美術展覧会（上越市展）が１０月１日から９日まで、高田城址公園オーレンプラザ（同市本城町）とミュゼ雪小町（同市本町５あすとぴあ高田５階）で開かれる。２３日に審査が行われ、最高賞の市展賞などの入賞が決まった。

　本年度は２８０人から３３０点の出品があり、人数、点数とも昨年度より増加した。会場は日本画、洋画・版画、彫刻・立体造形、工芸・グラフィックデザインが高田城址公園オーレンプラザ、書道と写真がミュゼ雪小町。開場時間はいずれも午前１０時から午後６時（最終日は同４時）まで。初日は午前９時２０分から、高田城址公園オーレンプラザで表彰式と開場式が行われる。

　入賞・佳作は次の通り。（敬称略）

　【日本画】

　▽優秀賞　佐藤裕子「ガクアジサイ」▽奨励賞　宮川みゆき「西山春霞」▽佳作　川村芳嶺「錦秋の半月峡」、森山惠子「城址の花」、鷲澤千恵「植田、にぎわう。」

　【洋画・版画】

　▽市展賞　内山富佐子「女たち」▽優秀賞　篠原真知子「希望」、塚田正夫「路地」▽奨励賞　朝日洋子「君と過す」、南澤靜子「お隣りさん」、細井一貞「北の番屋」、米持桂子「明日へ向かって」、石平マリ子「癒やしの刻の中で」、風間史織「彼女の部屋」、水口昭子「再会に木洩れ日の華ふる」▽新潟日報美術振興賞　深井穂乃「選択」▽佳作　博田人美「ひまわり」、池田良一「羽黒山への道」、広井トシエ「寂れた浜小屋」、池上秀敏「岩を喰らふ」、藤田一枝「六百年の樹魂」、上坂建「そろそろ見納めかな？」、丸山卓魅「待春の桜樹」、野村直子「冬の漁村」、西島和男「ダイヤル」、金井麗子「Ｔｈｅ　Ｌｉｇｈｔ　ｉｎ　Ｙｏｕ」、下鳥未来「安心できる場所」

　【彫刻・立体造形】

　▽市展賞　沖田渉「森蘚幽光」▽佳作　佐藤洋二「麗しき妄想」

　【工芸・グラフィックデザイン】

　▽奨励賞　細井一貞「ｉｎｔｅｒａｃｔｉｏｎ」▽佳作　八木久美子「高田城三重櫓と夜桜」

　【書道】

　▽市展賞　東山翠華「雪●（せい）独登南楼」▽優秀賞　早坂彩華「蘇東坡詩」▽奨励賞　吉崎星桜「張継詩　楓橋夜泊」、星野美光「山里の風」▽新潟日報美術振興賞　加藤彩光「春の野」▽佳作　相羽多仁子「散ることと」、塚田恵月「空波」、石川瑞光「ふるさと」、保坂稜楓「劉長卿詩」、三輪翠雨「送史澤之長沙」

　【写真】

　▽市展賞　新井浩樹「残し柿」▽優秀賞　佐藤忠博「お出かけ」▽奨励賞　関川雅夫「雨滴」、相澤益行「夏休み」、松木章「小さな意志」、山田薫「舞台化粧」、山崎俊「ｓｗｉｎｇ　ｂｙ」、高橋レオン「親切な看板さん」▽新潟日報美術振興賞　池内伊舞「火祭り」▽佳作　倉俣数磨「かくれんぼ」、高島愼一「なんやねん」、高野邦夫「春風駘蕩」、市村常夫「沐浴」、佐伯正彦「吹雪の朝」、長澤滋子「灯り」、井ノ山広幸「上越にイルカ」、佐々木進「雪中瞽女」、内木隆一朗「たんじょうび」、涌井聡「西堀に佇む」