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糸魚川市中学駅伝 伝統の大会に幕 たすきつなぎ美山駆ける

スタートを切った1区の走者たち(男子の部)
チームの仲間に迎えられてゴールテープを切る糸魚川中・松澤主将(奥、女子の部)

 第63回糸魚川市中学校駅伝競走大会・第33回同市中学校女子駅伝競走大会(同市中学校体育連盟主催)が20日、同市の美山陸上競技場を発着点・中継点とするコースで開かれた。長い歴史の終止符となる今大会は、男子は4校5チーム(うち2チームはオープン参加)、女子は糸魚川中のみ出場。懸命の走りでたすきをつなぎながら、美山の地を駆け抜けた。

 上越地区大会や県大会を見据えて行われる伝統の大会。生徒数の減少に伴う参加チームの減少などを受け、今大会をもって幕を下ろすことになった。選手たちは美山公園内の起伏のある周回コースを舞台に、男子は6区間・18キロ、女子は5区間・12キロを快走した。

 男子の部で優勝した糸魚川中の小池海莱主将(3年)は「チーム一丸となり、それぞれが自分のベストを出して走り切れた」と振り返り、女子の部で同校のアンカーを務めた松澤帆花主将(3年)は「たすきをみんなでつなぐことができてうれしかった。みんな笑顔が多くて個性的で、団結力のあるチーム」と胸を張った。

 閉会式では、吉田和則・大会副会長(能生中校長)があいさつ。大会の歩みを振り返りながら「この地を走り、仲間と競い合った思いを胸に、先輩たちが流した汗を忘れずに、新たな一歩を踏み出してください」と選手たちに呼びかけ、今後に期待を寄せた。

 結果は後日掲載。

チームの仲間に迎えられてゴールテープを切る糸魚川中・松澤主将(奥、女子の部)
閉会式後に記念撮影に収まる選手ら