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広がる支え合いの輪 県の棚田みらい応援団 加賀の井酒造が協力企業に

5月の作業の参加者たち(県提供)
植栽作業の様子(同)

 県が募った企業や学生ボランティアが棚田保全活動に取り組む「棚田みらい応援団」。糸魚川市内では東塚地区で活動を展開しており、今春からは加賀の井酒造(同市大町2、小林大祐蔵元)が新たに協力企業に登録。支え合いの輪が広がっている。

 棚田みらい応援団は、棚田の保全と地域の活性化を図ろうと平成21年からスタート。東塚地区での活動は同22年から始まり、早川左岸の山腹を約18キロにわたり流れる農業用水「西側用水」の保全などに努めている。

 加賀の井酒造では協力企業登録後、5月に行われた田植えや植栽などの作業に参加。16日の稲刈りにも参加する予定だ。

 5日に同地区へ協賛金を贈呈。同日、県糸魚川地域振興局で贈呈式が行われ、小林蔵元が西側用水組合の比護幸治組合長に目録を手渡した。

 小林蔵元は「地元の農業を担っている方々がいて、私たちもお酒を造らせていただいているというところもある。今回、こういったご縁を頂いたので、今後もしっかり取り組みをさせていただきたい」と意気込んだ。

 比護組合長は「皆さんからの大きなご支援をいただき、西側用水の維持管理を中心に一生懸命頑張っていきたい」と感謝と抱負を口にした。

植栽作業の様子(同)
協賛金贈呈式で小林蔵元(右)、比護組合長

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