糸魚川市一の宮１の糸魚川市民図書館は２日、小学生親子らを対象にした催し「図書館探検隊」を行った。

　市民や子どもたちから図書館を楽しく利用してもらい、本に親しむきっかけにと初めて企画した。５組１３人が隊員に参加し、用意された探検ミッションを達成していく中で図書館の仕組みや仕事、利用の仕方などを学んだ。

　隊長、副隊長を務める職員の案内で、普段見ることのない書庫や郷土資料室などを見学。扉を開けた先にはずらりと棚が並び、隊員はたくさんの本や資料に囲まれ、古い書籍などを発見して驚いた。

　一冊ごとに付いているラベルの説明を聞き、分類法や本を探す時のヒントを教わった。一人ずつ蔵書検索システムのパソコンを使って、書架から本を探し出すミッションに挑戦。タイトルや著者名から調べて、数字やアルファベットが表す〝本の住所〟を基に出題された本を棚の中から見つけて手に取った。

　読書好きで図書館をよく利用しているという大和川小２年の五十嵐健人君は「ミッションが楽しかった。いつもは見られない所に興味があった」と喜んだ。