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上越市立水族博物館「うみがたり」 ひげが特徴ヒメジ紹介 9月のマンスリー水槽

黄色いひげで砂地を探るヒメジ

 上越市立水族博物館「うみがたり」は27日まで、今月のマンスリー水槽展示を行っている。今回はひげが特徴の魚「ヒメジ」を展示し、生態や同じ種類の仲間などをパネルで解説している。

 ヒメジは日本近海の水深約100メートル付近に生息している。口の下にある2本の「ひげ」は触覚器で味覚を感知する細胞を備え、砂地に入れて餌を探っている。県内では「オキノジョウ」として親しまれている。水槽にはヒメジと、より大型でサンゴ礁周辺に生息するアカヒメジが展示されている。

 同館は23日から、開館5周年企画「秋のうみがたり2023」を開く。その一環として同市の五智公園で「さとやまガイドツアー」を行う。五智公園を育てる会の協力で公園を散策し、生き物を観察して里山の環境を体感する。実施は24日、10月8日、22日、11月5日、19日いずれも午後1時30分から同3時まで。対象は小学生以上(小学生は成人の同伴が必要)で、各回10人。参加無料。申し込みは実施日の10日前までに同館「さとやまガイドツアー応募」係(電子メールinfo@umigatari.jp)へ。