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「クアの道」2コース開設 ガイドも養成 健康、観光面で期待 妙高市

ガイドの案内でフォレストコースを歩く参加者。順路や案内看板が整備されている
城戸市長(中央)、伊藤会長(左から2人目)による「クアの道」開通記念のテープカット

 妙高市はクアオルトウオーキングコース「クアの道」を市内2カ所に開設した。記念式典とウオーキングイベントが2日、コースの一つがある同市両善寺のロッテアライリゾートで開かれた。

 市は令和3年度に行われた「太陽生命クアオルト健康ウオーキングアワード2021」で優秀賞を受賞。同アワード主催者の日本クアオルト研究所と、特別協賛の太陽生命保険の支援を受け、昨年から専門家によるコース選定や整備、ガイド養成を実施。その結果、ロッテ敷地内の「フォレストウォークコース」と、笹ケ峰の2コースが整備された。

 クアオルトはドイツ語で療養地、健康保養地の意味。同健康ウオーキングは自然の力を利用した手法で、生活習慣病の予防、メンタルヘルスの改善、認知症予防などに効用があるとされる。

 式典には、関係者や一般の参加者約50人が出席。同アワード主催者で、日本クアオルト研究所の伊藤直人会長から、城戸陽二妙高市長に認定証が授与された。

 あいさつで城戸市長は「市民がより自然に親しみ、楽しみながら健康増進に取り組める設備。リゾート施設内に整備されたことで、観光振興にも役立てていきたい」と期待を込めた。

 また専門ガイドの講習を終えたロッテ職員の3人に、「2019ミス日本みどりの女神」の藤本麗華さんから認定証が授与された。

 式典後、参加者はガイドの案内でフォレストコースを散策。全長が2・6キロ、累計高度差が62メートルと緩やかなアップダウンの同コースは、運動習慣がない人も利用しやすい。参加者はポイントごとに心拍数を計測しながら、無理せず、頑張らないウオーキングを実践していた。

 コースは誰でも利用可能。マップはロッテ、市役所などで入手できる。

城戸市長(中央)、伊藤会長(左から2人目)による「クアの道」開通記念のテープカット

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