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「平和祈念式」など参加の中学生9人 広島訪問の成果報告 戦争、原爆の悲惨さ伝える

市内3中学校の生徒9人が広島訪問の成果を市民に報告した

 妙高市教育委員会の令和5年度「広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」参加生徒報告会が8月30日、妙高市役所コラボホールで開かれた。市民約40人が聴講、中学生9人が広島で感じ学んだ戦争や原爆の悲惨さ、平和の尊さなどを発表した。

 同事業は毎夏、被爆地の広島と長崎を交互に訪問。昨年は長崎を訪れた。今年は8月5日から7日までの日程で、引率者2人を含む11人で広島を訪問した。

 一行は5日に平和記念資料館、平和記念公園を見学し、被爆者の体験講話を聞いた。原爆が投下された6日は平和記念公園で平和記念式典に参加。午後から海上自衛隊呉史料館と大和ミュージアムを見学、夜は灯籠流しに参加した。7日は厳島神社に参拝した。

 報告会は行程報告、振り返りの2部形式。9人は1人1台のタブレット端末を活用してスライドを作成。役割分担して全員が発表した。

 生徒は見聞した原爆による悲劇などを伝え、世界中で紛争の絶えない現在も見据え、考えたことを発表。「戦争の惨劇を絶対に起こしてはならないと、あらためて強く思った。そして世界全体を平和にしなくてはならないと思った」「私たちには、誰もが笑って平和に過ごせる世界をつくる使命があることを実感した。まずは今隣にいる人、後ろにいる人、自分とは違う発想を持つ人を受け入れ、共に助け合っていくことが、私たちが犠牲者の方々のためにできることの第一歩であると感じた」「原爆の恐ろしさ、被爆者のその後のつらさや大変さ、これらは全ての人の絶望に結び付くと思った。だからこそ、みんなが平和を願う必要があるのだと思う」などと語った。

 発表を聞いた城戸陽二市長は生徒の成果をたたえ、「思いを形に」と今後に期待した。9人は各校でも発表会を行う。感想は文集として配布される予定。

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