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板倉の魅力、課題探る 有恒高1年生が地域探究学習 学外講師に学ぶ

いたくら夢創會の増村さん(右奥)は地域団体が連携することの重要性を強調。生徒たちが耳を傾けた

 県立有恒高(川合克彦校長)の1年生31人は28日、地域探究学習の初回を行った。学外から地域に関わる人を招き、学校のある板倉区の魅力や課題、活動などの話を聞いた。

 地域探究学習は本年度から本格的にスタート。生徒たちが2年かけて取り組み、1年次は個人で、2年次はグループで地域課題について学び、解決法を考える。

 同日の学習会はテーマ設定の参考にすることが目的で、3組の講師を招いた。まちづくり団体「いたくら夢創會」発起人の増村剛さんは「深めよう地域の絆」と題し、地域にある団体の連携について語った。

 人口減少による担い手不足は大きな課題。増村さんは「人がいないなら、できる人、やれる人でやる」と語った。区内には公共団体や民間団体などが多数活動しており、連携することの重要性を強調。また、頭ごなしに「やれ」とするのではなく、意欲ややる気が持てる活動組織が必要だと話した。