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スポーツ

30周年迎え心一つ上越市太極拳協会 記念式典、講習会に130人参加

講師の孔祥東さん(左)から「42式大極剣」を教わる参加者
記念式典・講習会に参加したメンバー(上越市太極拳協会提供)

 上越市太極拳協会(笠原博会長)は本年度、創立30周年を迎え、27日、記念の式典と講習会を謙信公武道館で開いた。約130人が参加した。

 同協会によると、故前田謙一郎理事長が同好の仲間たちと中国武術の同好会を立ち上げ、協会として組織を整えて30年。現在はジュニアから高齢者まで120人超の会員が太極拳に親しんでいる。ゆったりとしたリズムと呼吸で身体機能の向上や回復に効果があるという。

 式典では笠原会長(72)が立ち上げからの先達の活動に感謝を表し、「30周年は通過点であり、これを機に会員一同、心を一つにして新たに進んでまいる所存」とあいさつした。協会員による24式太極拳、刀術、22式扇、長拳が披露された。

 続く記念講習会の講師は、世界選手権で太極拳と太極剣の2度チャンピオンになった中国人の孔祥東(コウ・ショウトウ)さん(51、日本武術太極拳連盟理事、選手強化委員長)。上越には以前、三和太極拳協会の招きで講習に訪れて以来という。「皆さん、熱心で頑張っておられる。健康第一で続けてほしい」と願った。「42式太極剣全套路」の模範演武も披露した。

記念式典・講習会に参加したメンバー(上越市太極拳協会提供)