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大相撲9月場所番付発表 十両2人、幕下4人に 上越関係9力士 番付上げる

 日本相撲協会は28日、大相撲9月場所(10日初日、東京・両国国技館)の番付を発表した。上越関係力士12人のうち9人が先場所で勝ち越し、番付を上げた。十両(関取)は2人、幕下は4人。

 共に能生中―海洋高―日本体育大出身の高橋(24、二所ノ関)が十両西12枚目、大の里(23、同)が十両東14枚目に昇進した。日本相撲協会によると、二所ノ関部屋からの新十両は現師匠(元横綱稀勢の里)が創設後初めて。同じ部屋から複数力士の新十両は、平成24年9月場所の阿武松部屋(慶天海、丹蔵)以来11年ぶり。

 幕下の4力士も先場所勝ち越し、番付を上げた。着実に関取への足がかりをつくっている。また、三段目東13枚目の村山(21、鳴戸)は自己最高位となった。前相撲を経て先場所、序ノ口東19枚目で膝のけがのため全休した狩野(18、鳴戸)は手術をし、今場所も休場の見込みとなった。

 9月場所の上越関係力士の番付は次の通り。

 ▽十両西12枚目 高橋(二所ノ関、福島県須賀川市出身、海洋高―日本体育大出)、先場所=幕下西4枚目5勝2敗

 ▽十両東14枚目 大の里(二所ノ関、石川県津幡町出身、同)、先場所=幕下東3枚目4勝3敗

 ▽幕下西11枚目 欧勝海(鳴戸、石川県津幡町出身、海洋高出)、先場所=幕下西16枚目4勝3敗

 ▽幕下西23枚目 嘉陽(二所ノ関、那覇市出身、海洋高―日本体育大出)、先場所=幕下西37枚目5勝2敗

 ▽幕下東36枚目 黒姫山(境川、糸魚川市出身、海洋高出)、先場所=幕下東51枚目5勝2敗

 ▽幕下西45枚目 丸勝(鳴戸、上越市大島区出身、同)、先場所=幕下東54枚目4勝3敗

 ▽三段目東13枚目 村山(鳴戸、千葉市出身、同)、先場所=三段目西34枚目5勝2敗

 ▽三段目東15枚目 謙信(境川、上越市出身、高田農高出)、先場所=三段目東26枚目4勝3敗

 ▽三段目西32枚目 麒麟龍(二所ノ関、東京都墨田区出身、海洋高出)、先場所=三段目西57枚目5勝2敗

 ▽三段目西53枚目 大場(大嶽、新潟市出身、同)、先場所=三段目西40枚目3勝4敗

 ▽序二段西76枚目 王輝(錣山、関川村出身、同)、先場所=序二段西6枚目全休

 ※狩野(鳴戸、新発田市出身、海洋高出)は休場見込み