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水中で熱戦 知識、技術競う 全国水産・海洋高ダイビング技能コンテスト 海洋高会場に10校22チーム出場

大会会場校となった県立海洋高のダイビング部選手が活躍。各種目、総合で上位成績を収めた(24日、同校体育館)
「スクーバ器材セッティング技能」。手順や確実な動作、速さなどを競った(23日、同校潜水実習プール棟)

 第26回全国水産・海洋高等学校ダイビング技能コンテスト(全国水産高等学校長協会主催)が22~24日の3日間、糸魚川市能生の県立海洋高・潜水実習プール棟で開かれた。

 ダイビング部がある全国の水産・海洋高10校が参加し、男子16チーム、女子6チーム(バディ)、選手50人がエントリー。会場校の同校からは男女各2チーム、1~3年生10人がエントリーし、全国から集った選手と競い合った。

 種目はマスク、シュノーケル、フィンの3点セットを装備して泳ぎ、タイムを競う「フリッパー」や、スキューバダイビング器材の装着スピードと正確さを判定する「スクーバ器材セッティング技能」など。選手は安全を第一として授業や部活動で身に付けた潜水、ダイビングの知識と技術を発揮し、熱戦を繰り広げた。

 同校は男女の成績を合わせた総合3位入賞。一定の深さの位置で中性浮力を保ってとどまる「中性浮力コントロールテクニック」は男女ともに1位。ダイビングの知識を競う「筆記コンテスト」は代表で出場した笠井桜和選手(3年)が同校2連覇を果たした。高校生らしい若さあふれる態度で競技に臨んだ生徒に贈られる「ベストダイバー賞」に男子の渡邊丈一郎選手(3年)・保高颯輝選手(同)組、女子の村越柚希選手(3年)・笠井選手(同)組が選ばれた。

 ダイビング部部長の渡邊選手は「努力して全力で頑張り、好成績を残すことができた。全国の選手と交流し、将来や進路のことを語り合ったりして楽しい経験になった」と笑顔で話した。

「スクーバ器材セッティング技能」。手順や確実な動作、速さなどを競った(23日、同校潜水実習プール棟)
「50メートルフリッパー」(男女個人)でタイムレースを繰り広げた(23日、同)