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県消防防災航空隊と上越地域消防局 猛暑の中で合同訓練 山岳遭難に対応 ヘリとの連携など確認

県消防防災ヘリコプターとの連携による要救助者の救出・搬送訓練(高床山森林公園周辺)
訓練に同行、見学した新井中の箕輪君(右)と宮本君

 県消防防災航空隊と上越地域消防局の合同による山岳救助訓練が23日、妙高市姫川原の高床山森林公園周辺、同市小出雲の松山ヘリポートで開かれた。

 山岳遭難は今夏、全国的に多発している。同訓練は山岳救助技術の向上、県消防防災ヘリコプターとの連携確認を目的に実施。消防局指揮隊、上越消防署特別救助隊、新井消防署、頸南消防署から25人、県航空隊から5人の計30人が参加した。 厳しい暑さの中、まず高床山森林公園付近でドローンによる要救助者検索訓練、要救助者の救出・搬送訓練を展開。県消防防災ヘリコプターが誘導を受け駐車場上空に飛来し、要救助者を機内に救出した。ヘリは松山ヘリポートに向かい、引き続き救急訓練が行われた。

 講評で地元・新井消防署の五十嵐謙英署長は、「災害で一つの隊、署で完結することは難しく、合同訓練ができたことは有意義、貴重な機会になった」と成果を話し、「各隊に持ち帰り確認し、情報共有し技術向上を」と要望した。

職場体験の 中学生が同行

 同訓練には、23日から25日まで新井消防署で職場体験を行っている新井中2年の箕輪昊馬(とうま)君、宮本昂輝(こうき)君が同行し見学した。箕輪君は「ヘリの飛来を間近に見てすごいなと思った」、宮本君は「ヘリや消防車に乗れて、貴重な体験ができた」と感想を話した。

訓練に同行、見学した新井中の箕輪君(右)と宮本君

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