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年齢や所得制限はなし 新婚世帯費用を支援 糸魚川市が補助金新設

 糸魚川市は結婚に伴う新生活を支援するため、新婚世帯に対して住宅費用や引っ越し費用などを補助する「新婚ハッピー住まいる補助金」を新設した。

 対象は今年4月1日から来年3月31日に婚姻した世帯で、同市に住民登録があり、申請時に夫婦共に補助対象となる住宅に住所があることなど、一定の要件を満たす世帯。年齢や所得の制限はない。

 対象経費は新居となる住宅の取得費、リフォーム費、賃借費(家賃と共益費は3カ月分)、引っ越し費用。補助額は上限50万円。実際に支払った金額を補助する。

 申請は市役所、能生・青海事務所のほか、市ホームページにある事前相談チェックシートを記入し、市企画定住課に提出する。内容を確認し、手続きを個別に説明する。申請受け付けは来年3月31日まで。

 同課によると、今月15日から申請受け付けを開始し、相談が数件寄せられているという。米田徹市長は「経済的に不安でなかなか結婚に踏み出せない方々の背中を押すきっかけの一つになれば」とし、市外や県外からの新婚世帯の転入にも期待する。結婚新生活支援事業は同市を含めて県内20市町村で実施している。

 問い合わせは市企画定住課(電025・552・1511)へ。