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直江津の高齢者見守り 商店連合会と市が協定

上越市と直江津商店連合会が協定を締結した

 上越市と直江津商店連合会(新井康祐会長)は22日、「高齢者等見守り支援ネットワーク」に関する協定を締結した。

 地域における高齢者の見守り・支援体制を構築する取り組み。団体・事業所などが日常の業務を通じて高齢者の行動を見守り、異変を感じた際は市へ連絡して必要な支援に結び付ける。市はこれまでに8団体、約4100事業所と協定を締結している。

 同日は同市中央1の直江津学びの交流館で協定締結式を行った。協定書の調印を終えた中川幹太市長は「上越市は3人に1人が高齢者であり、皆さんの支援を頂きながら対応している状況。(この協定締結で)さらにネットワークが広がれば」と期待した。

 新井会長(65)は「連合会は約290事業所により構成し、直江津エリアを網羅していることが強み」と述べ、今後の高齢者支援について「上越警察署管内では特殊詐欺被害が県内ワースト1とも聞く。商店街を利用する高齢者の不自然な行動があったら声を掛けていきたい」と意欲を示した。