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町内の繁栄願い 四社神社秋祭り 4年ぶりに神楽奉納

町内の繁栄や安寧を願って神楽が奉納された四社神社の秋祭り

 妙高市高柳1の四社神社で19日、秋祭りが行われた。2019年以来4年ぶりに神楽が奉納され、集まった氏子や町内の事業所職員らが繁栄や安寧を祈った。

 四社神社は808年に同地に創建された。4祭神を祭り、また1907(明治40)年には諏訪神社を合祀(ごうし)した。

 秋祭りは毎年この時期に開かれているが、神楽の奉納は新型コロナの影響で4年ぶりの実施。

 斐太神社(妙高市宮内)の倉科純人宮司による神事の後、神田山神社(頸城区塔ケ崎)の伊藤肇宮司、諏訪神社(上越市諏訪分)の野口千明宮司が「庭清」「獅子」「三番叟(さんばそう)」「戸隠」「天女」「海幸」を舞った。

 獅子の舞では獅子が氏子らの頭をかみ、また「鯛釣り舞」で知られる海幸ではおもしろおかしい舞で笑いを誘い、五穀豊穣(ほうじょう)や家内安全を祈願した。

 同神社総代の原田三四郎さん(74)は「神楽の再開を機に、今後も町内の繁栄を願って続けていきたい」と決意を語った。