文字サイズ

糸魚川市が農地渇水・干ばつ対策発表 費用を補助 機材借り上げ復旧工事など 山間部の水田に亀裂

 糸魚川市は18日、今夏の渇水、干ばつへの対策として市内の水田耕作者に対して、かんがい用資機材の購入費や借り上げ料、亀裂などの被害を受けた農地の復旧にかかる費用などを補助すると発表した。

 市農林水産課農業経営支援センターによると、市内農地でも渇水、干ばつによる影響が見られ、今月10日前後から、能生地域山手の水田で亀裂などの被害が出始めているという。水稲は今後1週間から10日は水が必要な時期であり、渇水傾向が続くことを懸念して緊急的な措置として救済策を決めた。

 かんがい用資材(ホース、ポリタンクなど)の購入費と機材(ポンプ)の借り上げ料をそれぞれ3分の2補助する。借り上げ料は1日1台7500円まで。超えた分は自己負担とする。期間は8月1日から9月10日までに購入、借り上げしたもの。

 亀裂などの被害を受けた水田は、次年度に向けた漏水防止策として、同市のJAひすいで漏水防止材(ベントナイト)を購入する場合の費用を一部補助する。補助額は同JAと協議中。また、亀裂の深さが50センチ以上で耕盤まで達しており、工事費が15万円以上かかるものは復旧工事費の85%を補助する。いずれも期間は9月1日から12月31日まで。

 申請、問い合わせは市農林水産課農業経営支援センター(電025・552・1511)へ。

社会・くらしの関連ニュース

政治・行政の関連ニュース

仕事・産業の関連ニュース

気象・災害の関連ニュース