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行楽客でにぎわう海、山糸魚川市内の景勝地 暑さ対策にも留意 5類移行後初のお盆休み

幅広い世代でにぎわう能生海水浴場(14日)
ヒスイ峡フィッシングパークで渓流釣りに夢中な様子の来場者たち(14日)

 新型コロナウイルス感染症の5類移行後、初めて迎えたお盆休み。糸魚川市内の海や山の景勝地などはコロナ禍前のにぎわいを取り戻しつつある一方で、連日の厳しい暑さに留意している行楽客の姿も目立つ。

 能生海水浴場では11日ごろから入り込みが増加傾向といい、14日は午前中の早い時間帯から大勢の人出。駐車場には県外ナンバーの車両が多く並び、浜辺には海水浴を満喫する幅広い世代の歓声がこだました。

 家族4人で訪れた長野県の女性(36)は「(同海水浴場には)何度も来ている」と笑みを浮かべながら、「テントを張って日陰を作り、そこで小まめに休憩したり水分補給したりと暑さ対策に気を配っている」と話した。

 同市小滝のヒスイ峡フィッシングパークもお盆休み中は盛況といい、従業員からは「(人の入りは)去年のお盆よりもすごくいい。コロナ禍前の状況に回復してきていると感じる」といった声が上がっている。

 14日の釣り場には夢中で渓流釣りを楽しむ人が多く、首都圏から夫婦で訪れた新潟市出身の男性(33)は「思っていたよりも魚が釣れて、楽しい。この後は海岸にヒスイ拾いに行ったりして、糸魚川を楽しみたい」と声を弾ませた。

ヒスイ峡フィッシングパークで渓流釣りに夢中な様子の来場者たち(14日)