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盆の墓参り 家族、親戚そろって 浄興寺 市民や帰省者次々と

14日も墓参者が次々と訪れ、家族や先祖の墓に手を合わせた(本山浄興寺)

 上越市内の寺院や霊園で、盆の墓参りが行われている。新型コロナウイルス感染症が5類に移行して初めての盆で、家族や親戚がそろって墓参する姿が多く見られた。

 同市寺町2の本山浄興寺は11日から墓参が始まり、ピークの13日は朝から夕方まで大勢が訪れた。14日も朝から次々と市民や帰省者らが訪れ、墓石を清掃し、花や線香を供えて手を合わせた。市内から訪れた50代の女性は「今年も来たよ、いつもありがとうという気持ち。混雑を避けて14日にした」と話していた。

 同寺関係者によると、昨年度よりも1組当たりの人数が増え、3世代の墓参も多いという。親戚同士が久しぶりに会い、成長ぶりを喜ぶ会話も聞かれた。

 同寺では13日から灯籠が敷地内に並ぶ。今年はここ10年で最も多い約500個が掲げられ、一つ一つに亡き家族やペットへのメッセージが書き込まれている。13日夜に迎え盆、16日夜に送り盆の点灯を行う。